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記事一覧

そんな名詞は、捨てちゃえば?●上林香織

そんな名詞は、捨てちゃえば? 上林香織フリーランス医薬翻訳者・メディカルライター。証券会社、 ITコンサル会社を経て医療機器輸入販売業者の薬事業務部に翻訳者として勤務。 400種以上の添付文書の作成・発行に携わる。治験翻訳を学び在宅フリーランスとして独立。現在は専門分野の医薬・医療機器を中心にビジネス全般の翻訳を手がける。またメディカルライターとして薬事申請書類の作成業務も行っている。「人と出逢う才能」を武器に、今日も新たな可能性を模索中。カンサンの医薬翻訳ノートhttp://www.kambayashi.net/ 何か新しいことを知る、自分で考えてみることが好きな私にとって、翻訳という仕事に出会えたのは本当に幸運だったと思います。日々の仕事をしながら、興味の向くまま調べ、理解した結果を元にわかりやすい言葉にしていく。こんな楽しい(時にはツライ)仕事があっていいのでしょうか!愛しい翻訳との関...

次のステージに向けての試行錯誤●小林晋也

次のステージに向けての試行錯誤  小林晋也 技術翻訳者(日英/英日)。神奈川県生まれ。各地を転々として現在は大阪府在住。米国オレゴン州でフリーのシステム開発者として活動。1999年に帰国した後は、フリーランス翻訳者(屋号スタジオコアラ)として活動。専門分野は情報通信技術。好物は欧米文学、哲学、宗教、歴史、政治経済。現在、日本の古典文学にはまり中。スキルアップを目指し、知識と経験を共有する「関西通翻勉強会(SKIT)」の主催メンバー。■Webサイト:スタジオコアラ www.studiokoala.com■ブログ:TRA Café note.studiokoala.com 右も左も分からないまま翻訳業界に飛び込んで13年経ちました。多少の浮き沈みがありながらも、ようやく軌道に乗れたと思った矢先に金融危機による仕事の激減を経験。また1から出直しのような状況から、なんとか翻訳者として踏み...

私の翻訳生活、そして将来への想い●畝川晶子

私の翻訳生活、そして将来への想い 畝川 晶子 (せがわ あきこ) 技術翻訳者 (日英・英日)。日本翻訳者協会 (JAT) 会員。広島県立女子大学文学部国文学科卒。英会話学校英語講師・日本語講師を経て、(財) 広島アジア競技大会組織委員会の通訳・翻訳専門職員。6年間、大会の準備段階から各オリンピック委員会との渉外業務、国際会議の開催、大使館への協力要請とアタッシェ会議、技術検証、メディア/プレス・輸送・会場関連や各競技開催に派生する数多くの印刷物等の翻訳と通訳業務に従事。大会終了後は、国際オリ ンピック委員会に提出する公式報告書の英文版を作成。後にフリーランス翻訳者として活動開始。IT分野からスタートし、機械・自動車・品質管理を含む工業 分野全般と医療機器を手がけて16~17年。8~9割は英訳。現在は、医薬分野の専門性を高めるべく勉強中。趣味:料理・音楽鑑賞・読書・ガーデニング等 ブログ:翻訳者akor...

勉強、品質、自己管理●井口富美子

勉強、品質、自己管理 井口 富美子(いぐち ふみこ) 独日実務翻訳者。立教大学文学部日本文 学科卒業。卒業後は専門図書館に勤務。 国内外のゲーテインスティテュートでド イツ語を学ぶ。数回の短期留学とバイエ ルン州の小中高校で半年間のインターン シップを経験し、フリーランスの通訳者 となる。1992 年から 1994 年までフンボ ルト大学文学部日本語翻訳学科(ドイツ /ベルリン)に留学。帰国後は翻訳会社 に 10 年間勤務し、2005 年にフリーラン スの翻訳者として独立。専門分野は自動 車・機械・医療機器・歯学/特許明細書他。 ドイツ語という枠で専門分野を問わずお 仕事をいただくことが多く、知識を深め るために現在は化学とバイオを勉強中。 言語の比率は独和 8 割、英和 2 割。ドイ ツ語なら井口さん、と言われる翻訳者を 目指している。JAT 会員、IJET25 実行委員。 日々楽しみながら翻訳者として成長するために、私がこだわっていることを3...

何かを変えてくれるSNS●Terry Saito / 齊藤貴昭

何かを変えてくれるSNS本年度の「翻訳横丁の表通り」は、以下の2点をテーマに進めて参りました。1.「Twitter/SNS 等のネットワークと翻訳者」2.「翻訳者と翻訳会社の関係」本号は年度最後という事で、私自身が1.「Twitter/SNS等のネットワークと翻訳者」について、書いてみたいと思います。 改めて、SNSとは何でしょうか? SNS とは、ソーシャルメディア・ネットワーク・サービスの事で、TwitterやFacebook, mixi, GREEなどがあります。SNSの主目的は、人と人とのコミュニケーション。企業内でも社内コミュニケーション活性化を目的にSNS活用が進んでいますが、情報の地域間格差を無くすという目的での活用もあるようです。 SNSを活用したネットワーク上の通訳者・翻訳者のコミュニティを見ていると、地域を越えた「同業者の繋がり」や「情報共有」にSNSが大きく役立っており、それ...

翻訳会社と翻訳者の関係性:「人知集成」を感動の泉として●松尾彩子

翻訳会社と翻訳者の関係性:「人知集成」を感動の泉として  松尾 彩子 翻訳サービス部マネジャー1997年に入社。15年以上にわたり、産業機械、精密機器およびITによる制御等の翻訳を経験。10年前からチェッカーを兼任し、現在はコーディネーターとして活躍。人との出会いにワクワクしながら、高品質な翻訳や通訳サービスをお客様に届けたいと奮闘中。 ■弊社のご紹介弊社、株式会社コンテックスは1983 年に設立され、お陰様をもちまして今年で第30期を迎えます。機械メーカーの技術者であった創立者の故近藤藤一は、定年退職後に技術支援サービスを提供す る弊社を設立しました。現在は近藤千奈美社長のもと、約20名の社員が4つの部門で勤務しています。機械メーカーを主要顧客とする機械技術部門、技術者の 派遣に特化している派遣部門、そして私が所属する翻訳サービス部門です。技術専業の弊社に、現社長が一般社員として1993年に入...

翻訳会社と翻訳者の関係●青木崇史

翻訳会社と翻訳者の関係 青木 崇史 日本コンベンションサービス株式会社勤務。翻訳およびドキュメント制作業務に関わる。動物好き。最近タイに行ってゾウの世話係を1日体験し、動物と地球の未来に思いを馳せる日々です。 翻訳コーディネーターとして長く業務に関わっていますと、「この方とは長くお付き合い頂きたいなあ」という翻訳者の方々との出会いがあります。 新規案件が入った場合、通常は社内データーベースから分野、実績、過去の依頼案件、スケジュールといった条件と依頼案件の内容や納期を照らし合わせてのマッチングで翻訳者を決めるのですが、おそらくどの翻訳会社のコーディネーターも「あ、この分野は〇〇さんだな」「この納期なら◯◯さんに対応いただけるかな」といった、経験に基づいた個人的なデータを頭の中に持っているはずです。依頼の優先度が高まるわけですから、そういった翻訳者の方々は継続的に案件を 受注していることでしょう...

SNSで広がる世界と、上手な付きあい方●児島修

SNSで広がる世界と、上手な付きあい方  児島 修(こじまおさむ)  英日翻訳者。立命館大学文学部卒業(心理学専攻)。ミニシアター勤務の後、2001年より(株)エイブスで営業を担当。2003年より(株)NECソフトの海外事業部で社内翻訳者。2007年より(株)山根ドキュメンテーションでコーディネター兼チェッカー。2008年よりフリーランス。主としてIT系のマーケティング文書、ISO/規格関連文書の英日翻訳に従事。また、ノンフィクションの出版翻訳者として、スポーツ、ビジネス、ITなどの分野で活躍中。訳書に『良いトレーニング、無駄なトレーニング』(草思社)、『マーク・カヴェンディッシュ』(未知谷)、『成功者は皆、ストーリーを語った』(アルファポリス)、『ロード・ウォリアーズ 破滅と絶頂』(東邦出版)、『伸びる会社には必ず理想のリーダーがいる』(辰巳出版)、『デザイニング・ウェブナビゲーション―...

翻訳者の私とSNSの付き合い方●エベースト・キャシー

翻訳者の私とSNSの付き合い方  エベースト・キャシー Cathy Eberst aka mamirockz日英翻訳者。専門はリーガル(契約書、定款、規則・規定など)。シェ フィールド大学にてビジネスと日本語を専攻。98年卒業後、来日。来日以後、大分県、沖縄県、大阪府に住んだ経験があり、2011年3月末に東京都に移 る。2001年からフリーランス翻訳者。2009年に法人化。American Translators Association(ATA)と日本翻訳者協会(JAT)の会員。JATの東京地区活動委員会のメンバーである。2児の母でもある。1976年生まれ、イギリス出身。東京都在住趣味:日本のサスペンスドラマ・料理・オフ会ウェブサイト:www.orian.co.jp  SNSとの出会いなぜ、私がSNS(Facebook/Twitter)を使っているか説明したいと思います。まずは、Facebookとの出...

フリーランスが手にした新たな武器、ソーシャルメディア●清水憲二

フリーランスが手にした新たな武器、ソーシャルメディア  清水 憲二 (しみずけんじ) Kenji Shimizu aka transcreative 英日翻訳者。専門は サッカー(メディア問わず)、ゲーム、映像翻訳。JVTA日本映像翻訳アカデミー在学中にフリーランスに転身。翻訳番組「サッカーネット プレスパス」 「ボルシア・ドルトムントTV」「500グレートゴールズ」など。翻訳ゲーム「FIFA 12」「Dragon Age」「The Elder Scrolls V: Skyrim」などビッグタイトルを多数経験。英語学習系書籍「英語で楽しくtwitter!」でサッカーのページを担当。2012年は翻訳のみならず、 執筆、講師業などにも仕事の幅を広げていくことを企て中。 1974年生まれ。横浜市在住。趣味:フットサル、アーセナルBlog: http://transcreative.jp Twitter: http://twit...